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孫の卒業式

孫の卒業式
彼は今日で少学校を卒業だ。
あの日から・・・つまり娘の手術の日から、孫と私の心の苦しみが始まりました。
移植しなければ娘を助ける事など出来なかったあの日・・・
1年7ヶ月の孫と娘と3人でブリスベンへ旅立った日のこと・・・
私は娘に『この子が貴方の顔を覚えられる年まで生きてほしい』
説得して出かけたあの日から今日まで走りつづけてきたのです。
やっと『ウマウマ』『パイパイ』
そんな片言しか言葉が出ない時に、3人でのブリスベンでの生活
今日の卒業式を迎え私は娘に
『おめでとう・・・無事に卒業式を迎えることが出来てよかったね』
『おかあさん、ちょっと涙が出たよ』
あんなに小さくて可愛かった孫の姿を思い出しています。
小さいながらも、多分心細かったのでないかとおもいます。
なれない外国での生活、保育園での生活、言葉のわからない友達と遊ぶ姿を私は今も忘れる事が出来ないのです。
そんな孫も今は身長も1メートル60センチ・・・
随分大きくなったもんです。
『又これからが大変だよ』
『そうなんよ・・・勉強はしないし・・・サッカーばかり夢中になってね』
『でもいいよ・・・元気だったら、それが一番だよ』
娘との会話
娘は移植したからといっても、病気が治ったわけではないのです。
だから孫は健康であればいいと思うのです。
心が健康である事が大切なのです。
今のまま素直にこれからも成長してくれる事を願いながら・・・

# by kiku1222 | 2007-03-22 18:38

老人施設での生活

『じゃ・・・帰るよ』
93歳になる年寄りに声をかけると
『もう帰るか?・・・そうあと二日してから来るね』
『お前は本当に綺麗かね・・・本当に綺麗』
彼女は何度もそう言う
彼女から見るとそう見えるのだろう。
私の手を握り、何度も私の顔をなでながら、寂しそうな笑顔で話す。
『気を付けて帰れよ』
『ウン・・・解ったよ』
窓から私の姿を眺めながら手を振る彼女・・・
親みたいな感じがしてくる。
今年母の三回忌を迎える私は、彼女がとても可愛く見えるのです。
今も時折母を思い出しています。
二人の病気の子供と母親を背負って生きていくとき、辛くて何で私だけがこんなに辛い思いをしないといけないのか?
私がそれを乗り越えるだけの力を貰い受けているからなのか?
今介護の疲れで殺人がありますがその気持ち解るような気がします。
だからこそこのような施設で働く人たちの賃金がもう少しよければいいな?
そのように思います。
働く皆が疲れると優しさをなくすと思うのです。
自分で言うのもなんだけど、私は年寄りには優しい気持で接しているし、常に目配りをしながら仕事をしているつもりです。
時々施設で年寄りに
『ハイ・・・これとこれをたしたら幾つになる?』
自分の仕事の合間に声をかける
足し算が出来ると・・・
『アア・・・頭がいいね』
小さい子供と同じように、ほめる
最近認知症になっていく人が多い・・・
年寄りって可愛い・・・毎日毎日お年寄りとの生活は笑う事が多い私なのです。
自分の子供ぐらいの年齢の私に、親の心で声をかけてくれる・・・感謝です。

# by kiku1222 | 2007-03-18 14:18

西武球団・・・貴方方は何ですか?

今回の金銭問題でこれから人生を歩いていく子供たちはどうなりますか?
夢と希望をもって野球に打ち込んできた若い彼らの将来をいったい貴方方はどう思っているのですか?
この若い彼らを親の気持で、ニュースを見ています。
彼らは生活のため親が助かるだろう・・・そんな気持で金銭を受け取ったという
彼らの野球にかける夢を弄ぶような事をして、ただ
『申し訳けありません』
そんな態度を画面で見ていて腹がたってくるのです。
人の弱みに付け込んで、彼らの将来はどうなるのか?
あまり思いつめなければいいけど、私は心配します。
おそらくもっとこんなことがあるのではないのか疑いたくなります。
これからの若者が、夢を追いかけていけるようなそんな健全な球団経営がなされなければ
だんだん野球を愛する人たちが、離れていくのではないかな?
二人の若者の姿が痛々しく見えたのは私ばかりではないと思うのです。
ただでさえ、海の向こうの選手たちに人気が行っているのに、日本のプロ野球会は
何をしているのか?
どの方向を見て歩いているのでしょうか?
今の世の中、意外と若い人たちが褪めて見えるのに、これではますます夢も希望もない
あの若い人たちを助ける事は出来ないのか?
もう一度皆で考えてやってはどうかな?
これでは可哀想過ぎます。
もう一度チャンスをあげてはどうですか?
彼らだけの責任ではないでしょう・・・・見ていて痛々しいです。

# by kiku1222 | 2007-03-16 21:55

老人と暮らして

老人ホームでの生活
毎日年寄りと暮らしていると、驚かされる事が多い
あんなに元気にしていた人が今日は、又変な行動をする
進むのが早いのだ・・・つまり認知症なのだ。
ぐるぐる廊下を回りながら、自分の部屋がわからない
『こっちよ・・・そっちじゃないの』
声を掛けると『ハーイ・・・解りました』
しかし又もとの所に戻ってくる。
そんな年寄りを見ていると、自分も年をとったらあのようになるのかと思うとぞっとしてくる。
少し頭を使わなくちゃ・・・ボケないように・・・
食事の時に、私はよく食事をしている人たちを見て周りながら
『おいしい?』・・・お茶をつぎながら話し掛ける。
その93歳になるおばあさんに
『さようなら・・・又ね』
『気を付けて帰らんね』
『明日は休みだから会えんよ』
『そうね』
そう言いながら私の手を取り、私の手に何度も口びるをあてていた。
彼女なりの私に対しての慈しみの心かな?・・・
私はそう思った。
このおばあさんは日ごろは口が悪いのだが、何故か可愛いのだ私には・・・
娘みたいな私との年齢・・・私の母が生きていれば今年で98歳になる
母がなくなり、障害者施設から今は老人ホームでの生活
親みたいな年寄りとの生活が私を元気にさせてくれる・・・
ホームで暮らす年よりは、年齢も幅があり、つまずいて怪我をしたり、風邪を引いたりで
看護士さんも大忙しい毎日
どんなに忙しくても、職場の中ではお互いを思いやりながら仕事をしていくことが大事ではないのか
だってそこは福祉の職場で仲間に優しくなくて、老人に優しくなれないと思うからである
人生の先輩である年寄りから、たくさん学ぶ事もあるでしょう
優しい気持で仕事をしていきたい。
でも私はドラマの派遣の品格ではないが、臨時職員である
頑張って仕事していこう。

# by kiku1222 | 2007-02-24 16:09

娘からの電話に・・・

電話の向こうの声は元気なのに・・・本人はさほど辛くはないのに、検査の結果が悪いので
大學から電話があり、病院にいるとのこと
彼女は移植をしているので、常に血液検査をしながら薬を貰っている
今回は今年に入ってから調子が良くないのだ。
娘の話によると、移植の教授は、仕事辞められないの?
言われた。
でも私仕事していないと駄目なんです・・・娘の答え
仕事をしていることで、辛い病気のことを考えないで済むのかもしれない。
娘から電話が来る度に、私の胸はドキッとしてしまうのです。
娘と息子・・・私は二人の病気を抱えた子供たちと過ごして12年という月日を過ごしてきた。
やっと少し気持の上で最近安堵感がでてきたのに、今夜の娘の電話で心が暗くなってきた。
今晩のテレビに高部友子さんの話を聞きながら、この女の子も苦労をするように
生まれてきたのかしら?
いや・・・人生乗り越えるだけの力を神さまから貰い受けてきたのだな?

画面の中の彼女の顔とても明るく私には見えたのです。
娘も、高部さんも、自分達が通らなければならない茨の道・・・本人も大変な時期を乗り越えて
又娘たちの病気、これほど辛い事はなかったと思うけれど、今日の彼女は明るく輝き自信に満ちた顔だった。
今ごろは大學病院で点滴だろうか心配
電車で1時間の距離・・・お母さんはいけなくてごめん
明日仕事なの・・・
いいよ・・・大丈夫よ
娘の明るい声だけが、私をホッとさせるのだが・・・
娘が移植してから、今月の10日で11年になる。
10日に彼女は生まれ変わった。
ブリスベンでの生活、孫と三人で過ごした日々が思い出される。
何事も無事に過ごせる事を祈りながら・・・今晩も心配で眠ることが出来ないだろうな?

# by kiku1222 | 2007-02-09 21:47